防災産業展2023に「オーシャンランド計画」を出展します

(English)

プロジェクト本文

▼自己紹介

私は大学院卒業後、長崎の大手造船所に4年勤務、さらには韓国や米国で造船・海洋分野で仕事をしてまいりました。その際の経験を活かし現在、「オーシャンランド計画」のプロジェクトを推進しております。
オーシャンリパブリック・ウェブサイト

1955:新潟県村上市出生

1980:東京大学工学部船舶工学科卒業

1982:東京大学大学院工学系研究科修士卒業

1982:且O菱重工業入社・長崎造船所配属

入社後1年で特許実用新案を過去最高記録である42件出願・表彰

1986:韓国の造船所勤務

1991:日本の電子機器メーカー・ソフトウェア会社勤務

2000:韓国の造船所勤務

2002: 米国のボートメーカー勤務

2006:ボートメーカー系列の米国の日系食品流通会社に勤務

2010:oceanrepublic.orgのドメイン取得、ウェブサイト開設

2013:「 オーシャンランド計画・研究開発提案書 」を世界100か所以上の大学・有名企業に送る。(現在も継続中)

(主な送り先:米国の民間宇宙企業、ドバイの港湾関連企業、日本の大手ゼネコン、重機械工業会社、日米の大学および研究所)

2015:日本に帰国

2019:減災サステイナブル技術協会の浅沼博先生と出会い、防災・減災・免災プロジェクトとして研究を続行

2021:防災産業展2021にポスター1枚、パンフレット1種で減災サステイナブル技術協会様ブース内で出展

2023:防災産業展2023(2/1〜2/3:東京ビッグサイト)に減災サステイナブル技術協会様ブース内に1コマのスペースで出展予定

現在に至る

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

1992年、世界的な人口爆発、食糧不足などの解決策として「オーシャンリパブリック構想」を雑誌「船の科学」に投稿しました。海にメガフロートを浮かばせ、その上に複数の高層ビルを建て、海の上の風が高層ビルで生み出す揚力(推進力)を使って「ひょっこりひょうたん島」のように動きまわるアイデアです。しかし、大学の先生らからは「面白い」という意見よりは「実現不可能」「どだい無理」と反応はあまりよくありませんでした。

しかし、2000年を過ぎたあたりから世界では洋上に居住地を建設するというプロジェクトがいくつも発表され、私はもう一度オーシャンリパブリック構想を見直してみました。

 そして、2010年にはoceanrepublic.orgのドメインネームを取得、ウェブサイトを開設し、2013年からは世界の大学、有名企業など100か所以上に「 オーシャンランド計画・研究開発提案書 」を送付してまいりました。主な送り先としては米国の民間宇宙企業、ドバイの港湾関連企業、日本の大手ゼネコン、重機械工業会社、日米の大学および研究所などがあります。

2019年、千葉大学の浅沼博先生と偶然、新潟の防災関連企業でお会いしました。浅沼先生は 減災サステイナブル技術協会 を創設され会長をしておられました。浅沼先生は防災・減災の面から私のプロジェクトに関心を持ってくださいました。それからは防災・減災のプロジェクトとして減災サステイナブル技術協会の方々と何度も勉強会・セミナー・リモート会議など議論を重ね「オーシャンランド計画」を『免災』性能をもつ災害に有効なプロジェクトとして成長させてまいりました。そしてさらに研究を続けています。

 1992年、「船の科学」に「オーシャンリパブリック構想」を投稿してから30年を越えました。プロジェクトはさらに先を目指して進みます。

 

▼プロジェクトの内容

 

プロジェクトは災害ゼロの環境をめざす「オーシャンランド計画」です。

 2022年、パキスタンは例年の10倍にもなる雨で国土の約三分の一が洪水に見舞われたことは私達の記憶に新しく、近年まれにみる大きな災害でした。近年、地球温暖化の影響による気候災害による被害はその規模を年々増大させています。洪水、干ばつ、豪雪・・・そして日本ではそのような気候大変動による災害と合わせて、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災やさらにそれを上回るとも言われている南海トラフ大地震が将来起こると予測されています。それは被害予想も今まで経験のない大きなものとなっています。

 「災害をゼロにすることはできないのか?」この問題に立ち向かうべく、オーシャンリパブリックラボでは減災サステイナブル技術協会様(浅沼博千葉大学名誉教授会長)と共に考え議論を繰り返してきました。

 私は以前より、洋上にメガフロート(大きな浮体)を設けその上に建設する高層ビルから得る揚力を利用してメガフロートを動かし、台風や気象災害を避けながら洋上をメガフロートが回遊するというアイデアを持っておりました。

 あるとき浅沼先生より、この「オーシャンランドこそ、災害を防ぐ有用性のあるプロジェクト、つまり免災(Disarsters Free)を実現することが可能なプロジェクトだ」との指摘をいただき、そこに力点を置いて研究をすすめてまいりました。

 その結果、地球上で起こる災害のほとんど全てを防ぐことができる「免災」性能を有するプロジェクトとして育てることができました。地震、津波、洪水、海面上昇、台風、干ばつ、豪雪、パンデミック、そして小惑星の衝突に至るまで被害を防いだりあるいは被害を最小限に抑えることを示してまいりました。

 21世紀後半には洋上に災害ゼロの、居住地や農耕地・リゾート、海洋開発基地、宇宙ロケットや宇宙エレベータの発着基地として利用される「オーシャンランド」が多数回遊していることを夢みています。

 さて2023年2月1日から3日まで東京ビッグサイトで開催される防災産業展ではわずか1コマの広さですが、減災サステイナブル技術協会様のブースをお借りして「オーシャンランド計画」を展示することといたしました。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 まずは世界の多くの人達に災害ゼロの環境を作ることが可能であることを知ってもらうことが大切であると思います。

 そして、そこからまた世界の人達からさらに良い知恵が与えられるのではないのか、さらに「オーシャンランド計画」をよりよいものにできるのではないのかと思いさらなるプロジェクトの発展を期待しています。

 

リンク集

オーシャンリパブリックウェブサイト

  L  オーシャンランド計画・研究開発提案書 (53pages)

  L  オーシャンランド計画・パワーポイント (17pages)

  L  オーシャンランド計画・パンフレット (3pages)

減災サステイナブル技術協会ウェブサイト

防災産業展2023(2/1〜2/3:東京ビッグサイト)

 

↓現地展示想像図(実際とは異なる場合があります)