多民族国家・人種差別・日本人・・・(最終更新:2006年3月)
●アメリカ人
(2003年掲載)
あるとき、友人との話の中で、
「あなたの言ってる アメリカ人って、誰のこと。?」と言われて気づいたことであるが、アメリカ人の定義ってなんだろう。?ってことである。
アメリカ原住民・先住民ならばアメリカインディアンと言われる民族などがアメリカ人だろう。
言葉の問題である。我々が何気なく、言葉を発しているのであるが、それは自分の頭に概念があって、それを表象として言葉に表しているわけで、一般的定義上の言葉ではないのである。私達が、そしてあなたが、「アメリカ人」と言って思い浮かぶのはどのような人たちなのだろうか。?ブッシュ大統領だろうか。?白人だろうか。?ハリウッド映画に出てくるような、いわゆる映画の上でのアメリカ人だろうか。?
昨年、ついにアメリカに住むスパニッシュの人口はアフリカ系アメリカ人の人口を越えた。バスなどに乗ると、陽気なスパニッシュ達が会話をしているのをよく聞く。街角でもよく耳にする。ただ、我々から見れば、英語圏の人たちと区別しにくい。みな色が白っぽければ、英語を話すのかな。?と思うのだがそうでもない。
はたまた、こちらには日本語をしゃべるアメリカ人だっている。いわゆる日系人であるが、こちらに移住(グリーンカードを持っている)してきた人であり、一世だったり、二世だったり様々、私の近くにだって、アメリカ人の田中さんも小林さんも高橋さんも居る。
こういう時には広義のアメリカ人とか、狭義のアメリカ人とかの言い方もむずかしい。レベルが多すぎるからだ。先住民としてのアメリカ人、イギリスからメイフラワー号で到着した人たちの後孫、イギリスからの移民、非英語圏のヨーロッパからの移民、アフリカから強制的につれてこられた黒人、スパニッシュ、中国系、東洋系、中東系、インド系、ロシア系・・・おおよそすべての民族がアメリカ人として登録上存在しているわけである。言葉だって英語が主流であるが、言葉は時代とともに、変化する。米語だって、イギリスのクイーンズイングリッシュとは違うし、微妙なところで表現方法が異なる場合だってある。今はスパニッシュの看板やら広告やら言葉をマスメディアから流れてくることだって多くなっている。買い物だって、よくスパニッシュで買い物をしている場合を見かける。
それこそ、 21世紀、中ごろには中国語が多く聞かれるようになって、英語ももっと変化するかも知れない。
むずかしい。・・・私が、ここで、「アメリカ人は・・・」と論ずるときにいろんな場合がある。が、概してそれは「ヨーロッパ系移民の白人」の場合が多いかもしれないが、そうでない場合もある。
んーーー。難しい。あまり深く考えないほうがいいのかも。
●人種差別 (2003年掲載)
あるとき、テレビを見ていたときに、ニュースショーで、小さな白人の子供が誘拐されたまま何年も経っているという特集をしていた。たまたま同席していた友人曰く、「こんなの、『白人』の『かわいい』『女の子』だから特集番組になるんですよ。黒人の話だったらいくらでもあるのに。…」とつぶやいていた。
残念であるが、こういったことは新聞・テレビなどのマスメディアを通して感じることが多い。米国内では白人と他の民族。米国外では米国人と他の民族。見下した感じがすくなからずいまだに存在する。
…今、アメリカはいろいろな国際会議で、他国からその独善性を非難されている。ついこの間(2003年秋)中国で、初の有人宇宙飛行の話があったが、ついに私の見る限り、米国内の新聞、テレビではその報道はなされなかった。ニュースショーの画面の下のテロップにも流れなかった。数日たってから、インターネットに米国政府の「中国の成功は取るにたらない。脅威に値しない」とのコメントが載っていた。
子供は学校の歴史の時間でリンカーン大統領の「奴隷解放宣言」などを習ってくるのだが、この21世紀のいまでもときどき、白人警察官が黒人の容疑者に暴行を加えたとかの話がある。
人種差別問題はなかなか難しい。
●ジャパニーズフーズ (2003年掲載)
米国におけるジャパニーズフーズはもはやゆるぎない食文化の一つになっている。ある人が言っていたが、米国ではジャパニーズレストランというよりも「スシ」という言葉の方が受け入れられているという。もはやジャパニーズという言葉抜きで「スシ」が一人あるきしている。
確かにイタリア系、中国系のいわゆる日本でいう「バイキング形式・ビュッフェ形式」のレストランにも必ずと言っていいほど「スシ」がある。カリフォルニアロールなどもそのうちの一つである。
ただし、少し日本のスシとは違うところもある。もちろん日本にあるスシと同じものを用意する店もあるが、たいていは「わさび」は抜いてある。辛いのが好きであれば、わさびを自分の好きな量だけ取るようになっているところが多い。また、スシ飯も「酢」がそれほど入っていないことが多い。スシ料理店に日本並の味を期待して何度か入ったが、「あれ?」と思うことが多かったが、実はこのあたりにあるようだ。
またこういうこともある。カリフォルニアロールというのがあるが、日本にあるのり巻とは逆に巻いてある。すなわち、日本では「のり」が外側、飯が内側であるが、カリフォルニアロールは飯が外側、「のり」が内側である。人に聞いたところ、米国人はいまだに「のり」の生臭いのが苦手な人が多いそうである。だから、「のり」の臭いがつきにくいように、裏側にするのだそうである。ある日本人がにぼしを米国人に見せ、それを口に入れて食べていたら、ぶったまげたそうで、「よく、そんな臭いのものが食えるな。」と言ったそうである。
スシバーと言えば、米国では今やファッショナブルなデートコースであり、若い男性は女性をさそい、寿司を片手に愛の語らいをしようとするし、女性もそれを好むというのだ。また、女性だけでもダイエットにいい、健康に良いという理由で、寿司屋に通う人も多いらしい。こちらの雑誌で読んだが、寿司職人の包丁さばき、手さばきに見とれて、恋に落ちた白人女性もいるそうである。
いまや「スシ」はピザ、ハンバーグと同じような食文化の一つになってしまったのである。
●移民、日本人社会、韓国人社会 (2003年掲載)
ショッピングモールVally Fair
中に HanAhReum(ハナルム:韓国系スーパーLittle Ferry店) などが ある。その他、衣料品、雑貨、家具店などもある。
この画像にも写っているが、海から距離があるのに、なぜか、ここらあたりにはカモメが沢山いる。 |
私達が住んでいるところのニュージャージー州Palisades Park,Fort Lee,Leoniaといった地域には韓国人が思いの他多い。
この辺りはそもそもイタリア系移民が多く、最近まで(十年から数十年前)は日本人が多く住んでいたと聞いている。
このニュージャージー州はアメリカ独立の13州に入る歴史のある州である。Fort Leeは言わば「リー砦」であって、独立戦争当時の由来が地名になっているようだ。また会社のあるLittle
FerryというところはGeorge Washingtonが一時撤退を余儀なくされたときに上陸し、野営したところだと言われている。何年に一度かは会社の駐車場で、市の記念式典も開かれていると聞いている。
韓国系は民族別比率ではFort Leeの場合、15%、私のアパートのPalisades Parkでは50%にもなるらしい。近くにBroad
Ave.という通りがあるが、そこは約1キロから2キロ近くの長きに渡って両側がハングル文字の商店街が続いている。昔、この辺りは日本人が多くいたそうであるが、日本人の場合は日本企業の駐在員、官庁の派遣駐在員などが多く、移住を目的とする人の率は少ないようだ。だが、韓国の人の場合は移住目的で居住している人がほとんどである。これは聞くところによれば、ベトナム戦争にまでさかのぼるらしい。
韓国軍はベトナムに派兵した。そのため当時の米国政府は優遇措置として韓国人の移住の幅、制限をゆるめたらしい。韓国人は海外移住志向が強い。海外で一旗あげようという、今で言うところのベンチャー精神が強い。日本人、日本民族はブラジルなどの移住など国策として取り入れられないかぎり、住み慣れた故郷を離れようとしない。日本人のDNAは農耕民族のDNAであり、韓国人のDNAはモンゴル系の騎馬民族系のDNAが強く影響しているのではないだろうかと思っている。だから、現在米国にいる韓国系米国人は数の上で日本系米国人をしのいでいる。同じくベトナムからも多く、移民を受け入れている。だから、ベトナム系も多いのである。
私達は韓国に住んでいたことがあるので、家内など英語のわからないうちは韓国系のスーパーで買い物ができたりするし、食材も揃う、ありがたい話ではある。
米国は移民によって成り立っている国である。米国のGDPはいまだに成長を続けている。思ったより活力が高いのである。優秀なベンチャー精神の旺盛な移民が米国を支えているのだろう。米国で一旗あげよう。儲けよう、そのような活力によって米国社会が支えられていると言っても過言ではない。
韓国の人たちはプライドが高く、一番になりたがる。オリンピックや、国際試合になんで、あれだけ強いのだろうか。?と思う人も多いと思う。単に、「キムチ効果」だけではないのである。
娘の学校の同級生の半分以上が韓国人である。その同級生たちは習い事が多い。一人でピアノ、バイオリンなど3つ4つ習い事をしている子供達も少なくない。韓国人の教育熱は世界最高だろう。韓国に住んでいたときに思ったが、韓国人は米国などで、弁護士になったり、博士号をとったりと、いわゆる「肩書き」を取ろうとする人が多くいる。
さて、話は変わって日本人についてであるが、こちらに来て、少しうれしく思ったことがある。というのは、日本人が米国人社会に好感をもって受け入れられている一面があるという点である。
ここらあたりでよく見かける一軒家(我が家ではない)
ただし、前に停めてある車は、我が家のSUBARU LEGACY |
私がアパートを探すために不動産屋と一緒にいくつかの物件を見てまわっていたときのことである。
こちらの家は大体3階建ての家が多い。1階とも半地下とも言われる場所は車庫やボイラ・ランドリーなどのユーティリティーがあり、2階に大家、3階が貸間というケースが多いのだが、ある白人の家庭の賃貸住宅を見たときのことだ。うやうやしく、白人の老夫婦が出てきて、丁寧にエスコートをして室内を見せてくれた。その時、その主人曰く、「私達は、日本人にしか貸していないんですよ。あなたが借りれば、7人目になるわ。気に入っていただけるといいのですけど。」と丁寧に挨拶をされた。
日本人にだけ家を貸すという人は結構多い。というのは日本人は「家賃をきちんと払う」「大家との約束事を守る」「礼儀正しい」「近所の人とトラブルが少ない」「静か」であるというのである。どこの国の人とは言いにくいが、人によっては家賃を何ヶ月も滞納したり、家を大家の許可なく勝手に改造しはじめたりする場合もあるそうである。また、夜、遅くまでドンチャン騒ぎをしたりする場合もある。
日本人としてうれしい話である。日本人は謙虚を美徳としている。韓国に住んでいたことがあるが、逆に韓国人は内容よりも外見、肩書きを好むところがある。韓国に居たとき、初対面の人が、自分がどれくらい能力があり、実績があるのかをベラベラとまくしたてられ、いやな思いをしたことが多い。そしてそういう人ほど内容がなく、後からがっかりさせられることが多いのである。
また、 ひとにもよるが、概して韓国人は辛抱強くない。事業などをやっていやになったり、だめになったりすればすぐに仕事をやめたりする。
韓国社会は次々と自分の勤務先、職業を変えることによって、かえって、キャリアを積むことになるという考え方もある。だから、日本人のように「この道ン十年」とか、「創業300年」などの老舗ができることは難しいのである。
だから、韓国で私が勤めていた部署でも毎月のように人がかわり、引継ぎもろくにしないうちに人が変わるから仕事の質が悪い。しかもやめる動機が会社との関係、人間関係が悪くなってやめることが多いので、仕事の引継ぎさえしない場合が多い。
仕事を覚えたかと思ったら、すぐやめるし、会社に利益をもたらすというよりは、自分がいかに生きていくかに多くの関心がそそがれるのである。
まあ、韓国人にしてみれば言いたいこともあるだろう。たとえば、旧日帝の統治をはじめ、朝鮮動乱や、多くの外的に侵略された韓国にしてみれば、「この道ン十年」とか、老舗を構えること自体が不可能に近いのである。そういう体質は韓国人本来のものではなく、日帝のしわざでもあるというのである。
韓国に居たとき、会社のコンピュータのサーバの修理を依頼したときの話である。4人くらいのサービスマンが来た。だが、その中で、機械をいじれるのは1人だけなのである。他の3人は見習いで、何をどうするのか、見ているだけなのだ。挙句は、たばこを吸い始めたり「私には関係ないこと」といわんばかりに当社の社員と雑談をしたりする。そしてそのチーフも自分の工具を忘れたと言っては私に
「プラスドライバーはありませんか。?」(もっとも基本的な工具と思うが。・・・)
「梱包用のテープはないですか?」
とたずねる始末である。
「てめーで、持って来い。!」
と言いたいところである。
日本ならば作業服を来たサービスマンがアタッシュケースに工具を入れ、一人で来て、手際よく修理をして帰るところだ。いくらインターネット時代だ、IT時代だと言っても、その道ン十年とか、何年とか、やってこそようやく実ってくる仕事が世の中にはまだまだ多いのである。
インターネットで思い出して書くが、韓国人は「インターネットのインフラでは日本に勝った! 」と言っている。2000年後数年の現段階で、それは事実である。日本はADSLがようやく軌道に乗った段階だが、韓国は日本よりもかなり早く導入され、それが導火線となって、爆発的にIT産業が成長した。根っこが沢山、張りめぐらされたから植物の成長が早くなるのと同じである。韓国人は何でも、やること、決断が速い。ソウルオリンピックだってそうだった。このすばやさでは世界の中でも例を見ないだろう。
インターネット産業というのは「すばやさ」が勝敗を決する産業とも言える。文字通り1秒でも他社より判断が遅れると、損をするような産業である。日本が石橋をたたいている間に、韓国は「いちかばちか」走って丸木橋を渡ってしまったのだ。日本がこの遅れを取り戻すことは可能だが、韓国のスピードを頭に入れておかないと、また失敗を繰り返すだろう。
さて話を元に戻し、米国人の勤勉さについてであるが、仕事に対する「気楽」さは米国人にもあてはまるかもしれない。米国人は愛想はいい。フレンドリーであり、「Hi!」と気軽に声をかけてくるようなところがあり、自分を大きく見せることが多いのだが、実際仕事をしてみると、内容が雑であったり、能力不足のことも少なくない。自分の判断ミスで失敗をしてもあまり「I'm
sorry」とは言わない。言えば、自分の能力が足らなかったことを認めることになるからだ。しかし、反省なしで、また、失敗なしでは成長しないという、パラドックスも世の中には現存する。
米国社会の中で、そういう人達と仕事をしながら、苦労している日本人も多いのではないかと思うと頭が下がる。日系アメリカ人には、がんばって欲しいと思う。
野球の世界でも、 野茂、イチロー、松井秀喜、そして今年は松井稼頭央と米国のメジャーリーグを目指す日本人が近年増えていることはうれしい。
彼らの活躍を期待したい。
そして、 それにもまして「地上の星」「砂の中の銀河」とも言える、人の見えないところ、影で、米国社会を支えている多くの日本人にがんばって欲しい。
●WBC2006、韓国にやっと勝った!・・・そして優勝! (2006年3月掲載)
WBC、2次リーグでかろうじて、首の皮がつながった状態で、準決勝に進出した日本。とうとう3月19日、3度目にして韓国を下した。この1週間、私はオーバーであるが眠れない日もあった。韓国でも日本でもない、この米国で、日韓のむきだしのエキサイトした感情を感じるというのは日本に居る人からすれば意外かも知れない。
・・・
しかし、ここNJは韓国人が多い、私の家があるPalisades Parkという街は人口の51パーセントが韓国人である。(NY,NJ,CT三州での韓国人は40万から50万と言われる。日本人は数万人程度)去る2002年のワールドカップで韓国がベスト8に残ったときは街のメインストリートが当時のチームカラーの赤に染まり、「テーハンミングック!(大韓民国)」コールとそれにあわせた車のクラクションが夜遅くまで、聞こえていた。
私の二人の娘はそこのPalisades Park J/S High Schoolに通う、たった二人の日本人だ。周りは半分以上が韓国人、あとはイタリア系、スパニッシュ、ヨーロッパ系、黒人、中東系、その他のアジア系・・・
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ここ一週間、日本はWBCの一次リーグ、二次リーグで韓国に連敗。その翌日に、わが娘達はスクールメイトの韓国人からやりこめられる。「昨日は、日本が負けたのよ。!韓国が勝ったわ!」韓国人のスクールメイトは数が多い。必ずと言ってよいほど、話題はそのことになる。ついこの間のトリノオリンピックもそうだった。韓国が連日ショートトラックでメダルを取っていく。「昨日は金メダルよ。!・・・今日も多分、何個か取るわよ。・・・!」そんな会話をわが娘達は傍で聞いているそうだ。これはくやしいだろう。・・・日本ならば負けたチームに対して「あなたたちもよくがんばったわね。・・・」と慰めるところだが、韓国人は感情表現がストレート。かわいそうな相手をいたわるということをあまりしない。それにわが娘達は学年でトップクラスの成績である。同級生のフラストレーションのはけ口として攻撃のまたとないターゲットだ。
http://www.youtube.com からのPCキャプチャー画面
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私は1986年の韓国でのアジア大会、1988年のソウルオリンピックを韓国で経験した。そのときの韓国のナショナリズムはすごかった。自分が日本人でいるのが恥ずかしいくらい、重苦しい毎日だったことを覚えている。私は朝日新聞の短歌欄「朝日歌壇」に国外から投稿し、掲載された。その時の句は
「オリンピック、ムードひとつの、街をぬけ、宿舎に帰り、王将うたう。」
である。オリンピック開催を間近にした韓国の街の様子と自分の気持ちを歌ったものだ。韓国の会社では仕事そっちのけで、オフィスにテレビを持ち込み、その前で韓国の同僚がフィーバーしている。仕事も開店休業状態である。柔道、レスリング、ボクシングで日本のメダル候補が次々と韓国の選手になぎたおされていく。・・・気持ちがいいわけはない。・・・なにかの競技で、周りの観衆の韓国人にやりこめられ、日本の女性審判員が泣き出したという話を聞いたことがあった。ボクシングの判定では韓国の観衆が怒り出し、それに対し、イタリアだったかの審判が試合をボイコットするという事態もあったと覚えている。当時のIOCでも問題になった。それぐらいのナショナリズムだった。
今回のWBCに関して、私の腹立ちは別な方向を向いている。「松井はなにしてる。!」「井口は起きてるのか。!」「清原のアホウ!くそボーズ!」と叫びたくなる気持ちなのだ。日本に居てはわからないだろう。WBC二次リーグの日韓戦が行われたアナハイムは住民の20万が韓国人。その試合はまるで日本がアウェイ、すなわち韓国内で試合をしているような雰囲気だったと聞く。日本人はなんで、そんなに傍観者よろしく、ひとごとのようにクールになりきれるのだろう。・・・韓国は出てくれと言われなくとも選手が集まってくるのに。・・・
「私は所属チームのためにWBCには出ない・・・」いう、日本の有名選手とは違い、韓国は、メジャーリーグのトップスター6人(日本は2人)を含め、国をあげての総力戦だ。どんなに歴史が浅かろうが、束になってかかられては日本もかなわない。私はここ一週間、WBCに出場しようとしない日本人選手に腹がたっていた。
だが、とうとう勝った。めでたい。!次の決勝・キューバ戦など、どうでもいいくらいの気分だ。
わが娘達よ、学校にいっても胸をはれ。!だが、クールに言うがよい。「あなたたち、スポーツで盛り上がるのもいいけど、もう少しまじめにお勉強した方がいいわよ。」と。
そして、日本人よ、学べ、韓国人の愛国心に!
●とうとう、キューバにも勝った!(10−6)(米国東部時間2006年3月21日午前1時)
とうとう、決勝で、キューバに勝った。嬉しかった。米国の東部時間では深夜の観戦となった。子供達と見る。日本が先制。得点差がつく。しかし、後半、キューバの執拗な追い上げ。おまけに日本の内野陣がボールをお手玉。ポロポロ・・・おいおいおい!・・・子供達は「あーあっ!見てらんない。!」と言って、寝床に入った。そして、9回とうとう日本は最後で大塚がしめた。勝った。!優勝だ。!WBC第1回の記念すべき優勝である。子供達を一旦、起こし、日本が勝ったことを告げた。ねぼけまなこで、「そぅ!?よかった。!」
http://www.youtube.com のPC画面
王監督のコメント「こんなにうれしいことはない。!」泣いているのではなく、シャンペンが目にしみているだけなのですが・・・感動的! |
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